中野督夫と杉田二郎

ナースが仕事を変える時のステップとしては、契約内容でどのような点を大切にしたいのかをとりあえず明らかにしておきましょう。ナイトナースはできない、プライベートの時間は十分確保したい、できればお看取りの場は避けたい等、個人個人で仕事への要望は異なります。今の日本ではナースの手が足りない職場はたくさんありますので、不満がたまるような勤め先で忍耐し続けることは無為に時間を費やすことになりかねません。それに、結婚する際に転職を検討する看護師もたくさんいます。パートナーとすれ違って離婚するよりは、転職を考える方がいいと思います。いずれ育児をする気であれば、結婚すると同時に、時間に余裕のある仕事へと転職するのが楽ですね。イライラが多くなりがちだと子どもを授かりにくくなるので、注意するようにしてください。看護師免許を取るには、何通りかのパターンが考えられます。看護師免許を手にするためには、国家試験を受験することが必要ですが、いきなり試験を受けるわけにはいきません。受験資格を手にするために看護専門学校(3年間)か看護系短大(3年間)、または、看護系大学のいずれかで、看護に関して勉強することが必要なのです。全国の看護師の一年間の収入は平均して437万円ほどです。けれども、国立、私立、県立などの公立病院に勤める看護師は、公務員として勤務しているため、年収は平均約593万円になります。公務員看護師は給与上昇率も民間病院と比べて高く、福利厚生もしっかりしています。準看護師だと、看護師と比較すると平均年収が約70万円低いです。看護師の場合でも転職がいくつかあるとマイナス評価となるのかというと、確実にそうであるとは限りません。自己PRのやり方次第では、意欲と経験があるといったイメージを持ってもらうことも可能です。そうは言っても、勤務期間がほんの少しであると、どうせすぐにやめてしまうと思われる場合も少なくないでしょう。看護師が転職する際の要領としては、次の仕事を決めてからやめるのが良いですね。加えて、3ヶ月程掛けて丁寧に次の仕事を見つけるようにしましょう。急いで決めた仕事だと、またしても辞めざるを得ない場合も出るので、希望した条件を満たす職場を丁寧に探しましょう。そのためには、自分の希望をクリアにしておきましょう。看護師の勤務の形態は、他の職業に比べてかなり特殊な上に、職場によっても変わってきます。現場では一般的に、2交代制とか3交代制のシフトで勤務が組まれているという病院が大半です。2交代制ですと約3割ですが、3交代制ですと約7割となっていて、3交代制の病院の方が多いといえます。ですが、2交代制の方が休みが取れるため、2交代制の方を求める看護師も多いでしょう。平均年齢の高まりに従い、福祉施設でも看護師の募集人員は増加傾向にあるのです。それに、大企業になると医務室などにも看護をしてくれる専門職の方がいて、健康診断や健康相談、ストレスなどによるメンタルケアを業務にしています。こういう場合は、その会社の従業員として働くことも決してなくはないでしょう。修学旅行やツアーにお供し、怪我や病気の簡単な処置や病院への手配を行う看護師もいます。子供がいる結婚している人は週末に休日があったり、夜勤がないという勤め先を乞うているものです。病院以外の場所で勤務するには、そのケースに応じた専門知識を習っている認定看護師や専門看護師の資格があることにより、雇用がされやすくなります。看護師さんが働くところと言われるとイメージとして病院がまず思い浮かべられるのが大概でしょう。しかし、看護師という資格を活かすことのできる場は、病院のみならず、他にも沢山あります。保健師と連携して保健所に勤務し、地域に住む方々の健康におけるケアをするのも看護師の役目です。さらには、福祉施設の多くでは医師が常駐していないので、看護師がほとんどの医療行為を行います。
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